HERBIE HANCOCK [TAKIN' OFF] (BLUE NOTE CDP-7 46506-2)より"DRIFTIN'" (3:23)
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ハービー・ハンコックの初リーダー作にして傑作。ぼくは16歳の頃レコードといえばクルセーダーズの
STREET LIFE とキース・ジャレットの MY SONG とこのレコードしか持っていなかった時期があり、
毎日それぞれ5回ずつくらい聴いていたもんだ。ハービーがマイルス楽団に在籍していた頃のアルバムだが、
またぜんぜん違ったファンキーなサウンドで、シカゴ生まれの彼のルーツが色濃く出た作品だ。
彼の全リーダー作の中でも"INVENTIONS AND DIMENSIONS"(マニアックだなあ)と並ぶ傑作中の傑作
("SUNLIGHT"もすきだけど)。フレディー・ハバードとデクスター・ゴードンもごきげんだし。
曲もいいし。
さて、本題。ウィントン・ケリー系のアプローチ、サウンドながら、Ebに解決するBb7で裏コード
に行き、Bナチュラルの音でいったん止めてアウト感を出し、ダブルクロマチックアプローチで
送れて解決させる(Delayed Resolve)などひとひねりをくわえていてモダンな感じ。
HERBIE HANCOCK [TAKIN' OFF] (BLUE NOTE CDP-7 46506-2)より"DRIFTIN'" (3:57)
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"DRIFTIN'"からもう一例。
さびの終わりの部分、トニックに解決する2−5、Fm7-Bb7で半音上の2−5であるF#m7-B7と、
裏の2−5であるBm7-E7をサンドイッチ状に挿入している。ハーモニーの変わり目をシンコペートさせて
いるのでメカニカルな感じがしない。もちろんハービー特有のおいしそうなタッチにもよるところが大だが。
前の例もそうだが、方法論的には完全にビバップなのになんかひとあじ新鮮でモダンなんだよね。
ハービーはまだまだたくさんあるぞー。たのしみにしていてね。